2022年の10月から個人OKRを運用し始めた。会社で目標管理に使ってるので知ってはいるのだが、ちゃんと学んでより良いOKR運用を目指すために読んでみた。現在は、四半期ごとにOKRを3セット定めて、毎週土曜に振り返りをおこなっている。
一部
スタートアップがOKR導入し、試行錯誤しながら運用していく物語形式。自身の経験から思い当たる節があり、読み物として楽しく読めた。
伝えるべきは、どうやるかではない、何を求めているかだ。そうすれば思いがけない成果を得られるだろう
ちょうど今読んでる、レガシーコードからの脱却にも同じようなことが書いていて、Howを伝えると、相手は考えてくれなくなる。Howを伝えた人の期待に応えようとしてしまう。Whyを伝えることでどうやるか考えさせることができる。実現したいものだけ伝え、あとはプロに任せてしまう。
Oはワクワクすること、KRは達成できるか不安になること。Oは定性的でKRは定量的。そして、Oは成し遂げたい状態で、KRはOが実現したかどうかを判断する指標。再認識できた。
全てがストレッチゴールでないとダメ。不可能なゴールは人を憂鬱にするが、難しいゴールは人を鼓舞する。無難なゴールは「サンドバック」というらしい。
二部
OKRを同設定し、運用すべきかみたいなことが書いてあった。すでに知っていることが多かったが、復習として読んだ。振り返る時に、それぞれのKRの「進捗度合い」ではなく「自信の度合い」ってのは運用していく中で進捗度合いに倒れていってたので、改めて確認できてよかった。
全体
前半は、物語ベースでとても読みやすかった。既知の内容が多かったが、現状の個人のOKRにきちんと反映されていないものが多かったので、この読書をきっかけに、すでに今期のOKRは設定しているものの、Oの言い回しを変えたり、KRを見直したりしたい。
やってみること
- 朝起きて、ワクワクするようなOの設定
- 達成の可能性が自信度 50% のKRの設定
- 振り返りのシートに自信の度合いを確かめることを明記
- 振り返りとは別に、月曜朝にスケジュールを設定(今週優先するタスクを定める)